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2013年02月12日

2013年02月11日のつぶやき

posted by 風花散人 at 00:01| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月11日

一目小僧その他-柳田國男を修理する-その三

さて、本の修理について、仕上げの段です。表紙の補強が済み、本体の背固めも終わったので、これらを元通りに合体させます。ケースインと言います。

表紙裏側の溝と、剥がしていた見返しの部分に糊を塗って本体を入れ、上下左右のチリ(表紙の本体より大きい部分)を合わせます。
背に貼った寒冷紗の羽になった部分を、表紙側のボール紙に抑えつけて見返しを貼り直す。ここ、けっこう要です。

見返しの遊び紙が本体の頁位置と揃っている事を確認し、表紙の溝を装幀の和紙が切れない程度に抑えて整えます。
溝に竹串などはめ込んで固定しておくといいですね。

見返しを戻し終えたところ。

見返しを戻したところ

寒冷紗で補強した部分が少し膨らんでいる。一度剥がしたものを元に戻すと、やはり若干紙がよれる。

あまりに見返しが汚れているなら、いっそ見返しを新しくするという手もあるが、本全体の雰囲気が変わるので出来るだけ替えたくない。
前後の見返しを貼り直し、ズレていないか確認してから全体を固定します。


本全体の固定

包帯でグルグル巻き。溝の部分にゴムを掛けています。このまま一晩放置。


修理後の開き

固定し終わった本を開いた所。丸背がきれいになった。
後は、背の欠損部分に和紙を貼り足して色を合わせ、消えているタイトルと著者名を書き足します。


背の欠損部分修理

和紙を貼ったところ。この白い部分をアクリル絵の具を塗って、周りと馴染ませる。

タイトルと著者名を入れ直す

タイトルと消えている著者名を修正。
この後、古書店の値札シールを剥がし、見返しに残っていたセロハンテープの糊の跡を消しゴムで消して終了。

修理後の本

これで修理終了です。
地味すぎて、つまらなかったかな?(笑)

ちなみに「一目小僧その他」は角川から新刊が出ているので、古書を探さなくても幾らでも読めます。



posted by 風花散人 at 18:41| 北海道 ☔| 古書修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月10日

2013年02月09日のつぶやき

fuukasanjin / 風花散人
一つ目小僧その他-柳田國男を修理する-そのニ http://t.co/7ERc2I4T at 02/09 23:18
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2013年02月09日

一目小僧その他-柳田國男を修理する-そのニ

さて、本体と表紙をばらした続き。

まずは本体の背に付いている破れた紙と接着剤を取り除く。あまりゴリゴリやって、綴じ糸を切らないように注意。
この本の場合、和紙一枚を薄く引いた膠で貼っていただけなので、簡単にきれいになった。物の無い時代だったので、材料を節約して製本していたのかもしれない。

画像左が元の背固めを取り除いた図。製本自体はとてもしっかりしている。
右は、新たに寒冷紗を背に貼り、布で作った花布を貼りクラフト紙で作ったクータ(筒状の紙)を貼り終えたところ。型崩れしないように、板で挟んで固定して乾かす。

背のクリーニングと背固め

さて、本体を乾かしている間に、表紙を直す。

背表紙の修理

ボロボロになっている背の部分にクラフト紙を貼って裏打ちしてから、薄いボール紙で補強。
この補強用の紙は、本来なら地券紙という紙を使うのだが、手元に無いので適当な紙箱を切って使用。丸背なので、軽くカーブを付けておく。

この上を更に上質紙で覆って補強。


背表紙の修理2

バラバラになりかけていた背表紙がしっかり補強された

次回に続く。

posted by 風花散人 at 23:12| 北海道 ☔| 古書修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月08日のつぶやき

fuukasanjin / 風花散人
どのブラウザーも一長一短がある。長所だけ集めたのを作ってくれまいか。 at 02/08 21:51

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2013年02月08日

一目小僧その他-柳田國男を修理する-その一

今年始めての更新ですが、ちょっと趣向を変えて、壊れた本の修理について書いてみようと思う。以前から本やネットの情報を手がかりに本の装幀を取り替えてみたりしていたのだが、たまたま修理製本の講座を受ける機会があったので、もう少しきちんとした修理が出来そうだ。

テクニック的な事は省いて、経過のみご紹介したい。

まずは修理する本であるが、古書市で購入した「一目小僧その他」小山書店で発行した柳田國男の著作で、初版は昭和九年、購入したものは昭和十六年の発行なので、開戦の年、七十年以上前の本である。
ネットで元々の書影を探してみたが、流石に見当たらなかった。

一つ目小僧その他 表紙

丸背ハードカバー、桃色の和紙で装幀されている。表紙にはタイトルなどが一切印字されていないので、紙のカバーか函が在ったのではないかと想像される。裏表紙には小山書店のロゴマークが捺されている。


一つ目小僧その他

古書店で被せていたハトロン紙を取ると、背表紙がポテトチップス並にパリパリに乾燥し剥がれていた。背の天と地が欠損している。花布も取れているのだが、これは元々布ではなく、青と白のストライプ模様の紙で出来ていたようだ。
背に印字されているタイトルと著者名も一部消えてしまっていた。

表紙も若干外れ気味で、パカパカと浮いている。
またこの本は、とある高校の図書館にあったものを放出したらしく、あちこちに学校の蔵書印や済判が捺されている。これはもうどうしようもないので放置。

このように見た目は大分くたびれているのだが、本の中身自体は綴じ糸も切れていないし、型崩れもしていないので、修理するのは背表紙と、表紙と中身の接続部分にする。後は、古書店が貼ったらしい値段シールの剥がし跡を綺麗にする。

まずは見返しの接合部をそっと剥がして、表紙と中身を分けるのだが、この本は今のハードカバーと違い、背表紙に何の裏打ちもされていなかった。表紙には分厚いボール紙が入っているのに、背だけが装幀に使われている和紙一枚なのだから、劣化して破れるのも致し方ない。

また通常、本体の背を固める際に使われる布を使っておらず、これも和紙一枚だけで本体と表紙を繋げていた。
この和紙が経年劣化で切れてしまっていた。

修理製本


表紙から本の中身だけ外したところ。↓

一つ目小僧その他 表紙裏


見返しに使われているのも和紙なのだが、これは傷みが無くきれいなままだった。


次回に続きます。


posted by 風花散人 at 21:42| 北海道 ☔| 古書修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月02日

2013年01月01日のつぶやき

fuukasanjin / 風花散人
謹賀新年2013。まぁまぁ穏やかな元旦で良かった。初詣は三が日が過ぎてからにしよう。 at 01/01 12:41
posted by 風花散人 at 00:01| 北海道 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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